Road to K-TAI 2009 決勝レースレポート
生還率の高さが重要なスターターは今年もShamuが務める。金曜の走行では43秒台をマークしていた百式だが、キャブは濃い目のセット。で、絞りたかったんだけど日曜は気温が金曜よりかなり低い。判断に迷うところだが百式はA/F計と連続可変のメインJETを装備しているので、ダミーグリッドにつくための一周するさいにA/F計でチェックしてGRID上で調整。燃費を重視してパイロット薄めにしますがメインはマージンみてやや濃い目で。
今年はイン側スタートで前のほうだったのでオープニングラップで飛び出すつもりが、ストレートが速くてコーナーが遅い車両が前のほうにけっこういたので、ペースを抑えて集団を形成する相手を吟味することに。
そうこうしているうちに、あっという間808が追いついてきて808を中心に48から50秒で周回するトップ集団が形成される。もうちょっとペースをあげたかったんだけど、先頭に立ってみると後ろがコーナーごとにちぎれてしまい一人旅に。
序盤はスリップでの燃費を確認したいので、ペースを落として集団を待つ。この最初のスティントでは808の山本さんに登りで押してもらい、ずいぶんと燃費を稼ぐことができた。
予定の14周を終えコーウェンに交代。昨年より速いペースで走ったにもかかわらず、燃費は20%向上。これなら昨年同様、7スティントで走り切れそうな感触。若干立ち上がりトルクが細い感じ、A/F計でも負荷が大きい領域で薄めの表示だったのでパイロットを少し濃くしてコーウェンを送り出す。
コーウェンも昨年より速いペースでラップを刻み続けるが、自分よりいい燃費をマーク。この分なら1給油が多いはずのGX勢は振り切れるはず。
3番手hotabyon。これもいいペース。
トップ集団を形成するは808、100、2。うち以外ゼッケンは変わっているが素性は昨年の最多周回の3チーム。1年たって昨年の続きw
昨年より低速トルクが出ているので、ドライバー間の差が少ないのが今年の百式。予定通りのアベレージで戻ってくるが、この頃から雨がぱらついていていつウェットタイヤにチェンジするかが難しい状況。
やむ気配もなく路面も濡れず…ルーティンでマロンソに交替。が、ここで雨足が強まる。ピットに入れようとした矢先にSC!ラッキーと思いきや、雨のスリックに必要以上にペースが遅い車につかまりマロンソは戻ってこない。
なんと2周で9分30秒のスティントになってしまった…
しかもピットアウト直前にSC解除でピット出口は赤信号の渋滞。さらに1分…
さらに、このSCの直前にルーティンのピットに入った808は全くロスなくレインタイヤでピットアウト。ここで、ピットストップ回数で1回こちらが多い状態ながら3周差に。ちょっとやばい雰囲気。
しかも、雨でコーナーが遅くなると、排気量差がものを言う。マロンソのペースが上がらない。さすがに2周しか走っていないマロンソだったのでドライバーは交代しなかった。一時的な雨だとは思わなかったので、ここで順番を変えてもしょうがないとも考えた。
808はさすがプロ。1台だけ10秒以上速いラップを刻み続ける。マロンソを交代させたくても、序盤の予想以上の好燃費のせいでタンクが飽和気味。しかも、残りの給油は2回。残り時間はまだ4時間以上。
が、背に腹は代えられない。と、残り3時間20分、満タン給油が可能なだけ燃料を消費したであろうギリギリのタイミングでドライバーチェンジ。レース中もっともジリジリしたスティントだった。
コーウェンは快調に飛ばした。レインコンディションに慣れ808との差が広がるのが収まったころ無情にも雨が上がる。レコードラインが乾き始めてピットアウトする車のタイヤがスリックになっていくがまだ3時間以上ある。
そしてついに808もスリックにチェンジ。どうも今回はピットインのタイミングが状況にうまく合わず、裏目ばかりである。もし、最初にSCでマロンソからコーウェンにチェンジしていたら…なんて考え始める。このコンディションなら燃費走行を続ける808にマロンソもついて行けたはず…
808の燃費も良さげで、一向にピットインしてくる気配がない。この時点で最多周回は諦めムード。ノートラブルなら単独2位は固そうな状況でもあり、どうせ順位が変わらないなら、コーウェンにレインタイヤで粘ってもらおうとピットモニターの前を離れ、一服に。
が、戻ってみると監督、マロンソ、hotabyonで協議の結果残り2時間走りきれと通告された。固いと思っていた2位であるが、2と4のペースが速く、相手のピット回数次第では抜かれると順位転落の危機だという。
そこまで言われたら、やらないわけにはいかない。昨年よりも長いロングスティントに挑戦。
事前の計算ではガソリンは200ccほど余裕があるはずだが、最初のスティントのデータを基にしているので、スリップを使わないわけにはいかない。スリップを使わずに全開でいった場合は2リッターで35分ほどでガス欠。もう一度給油が必要なら判断は早いほうがいい。残り時間をコーウェン全開でいってロスを取り戻さなくてはならない。
が、30分経過時点でSC導入。ここははいるかどうか迷うところである。ピット入口まで燃料タンクと睨めっこ。実はこの時点ではガス欠濃厚な残量w しかし給油をせずにそのまま隊列につく。
実はこのSCは車両回収ではなくオイル処理のためのSC。SC導入直前に現場を通過してオイル踏んでハーフスピンしているので、ピンと来たのだ。これはロングSCになるなと。
ロングSCで時間と燃費を稼げれば給油に入らなくて済むはず。例え若干ガスが足りなくても、昨年のように1時間以上スロー走行する必要はないと判断。予想通りオイル処理は時間がかかり4分半ほどのペースで4周。時間にして20分近いSCとなった。
SC解除。この時点で残り1時間ガソリン残量はギリギリセーフゾーンへ。作戦成功である。単独2位を脅かす2号車は給油に入ったはずなので、これで2位は安泰。あとは30分スリップで我慢して、ガソリンマージンを築いたら全開走行できる~♪
ラスト30分。すべては予定通り。ガソリンも十分あるし使いきっちゃる!!と百式に鞭を入れるも、ちょっと様子がおかしい。中速トルクが少し細くなった感じで登りの勢いが落ちている。ここで壊しては元も子もないので、残りのガソリンは安全確保に振り向ける。
スリップで追いすがる車が来たときだけ、ペースをあげて振り切ることを繰り返し、集団を形成せずに、できる限り単独走行する。終盤は集中力が切れ気味なのかコーナーで挙動不審な車が増えてきている。コース上で出会った知り合いに手を振ることに夢中で、急に進路変更する輩までいる始末。最後まで気は抜けない。
7時間経過。うまく前後に車がいない状態を作り念願のキャノピー前通過でゴール。しっかりみんなの顔が見えて、昨年と違いゴールの充実感を味わう。最多周回はとれなかったけど、単独で表彰されるのも悪くないしねぇと、まぢで2位を喜んでビクトリーラン。
車を止めてみんなのところへ向かう途中、あちこちで祝福の声をかけられる中…
「着順は去年と同じだけど、今年は正真正銘2位だわぁ。でも単独だしぃwww」
「なに言ってんの?同一周回だよ、808と」
「って、最多周回??」
うーん、間抜けである(爆)
あとできけば、サインボードでも終盤「V2」、とか「同一周回」とかサインをだしてくれてたらしいんだけど、全部見落としましたwww ごめんなさい。でも、同一周回だと知っていたら、808に抜かれちゃまずいと差が気になってプレッシャーになったはずなので、気がつかなくてよかったです、ホント。
今年も様々な方のサポートを得て最多周回を獲得することができました。
EVOLEXさんからはオイル(HRSシリーズ)サポートを、NEさんにはWPC処理&モリブデンショットにつきレースサポート価格での提供を頂きました。
どちらも、フリクション低減に絶大な効果を発揮し、ライバルGX270に対し排気量劣性なKX21で戦う必須アイテムでした。
キャブのセット出しではヨシムラジャパンさんから多くのアドバイスを頂きました。きちんとセットの出たTMRは燃費とパワーを兼ね備えており、昨年より速く燃費のよいマシンで戦うことができました。
クルーの手を貸してくれた長瀞の月のみんな他、ご協力頂いた各位にこの場を借りてお礼申し上げます。
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コメント
2年連続最多周回おめでとうございます
マシンの開発の成果が表れ、良い結果が残せて良かったです
自分ももてぎ走ってみたいですが、修行がまだまだですのでこれからもShamuさんにも認められる様に頑張ります
今週末の大井松田BR参戦しますので、お手柔らかに宜しくお願い致します
投稿: キヨカペタ | 2009年8月 4日 (火) 21時43分