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2009年4月29日 (水)

キャブセッティング 4日目

昨日は一昨日のような雨もなく、1日セット変えては走行の繰り返し。

先週末からの走行周回はすでに500周を超えた。さすがのレンタルタイヤ、BS-HFの山も目に見えて減ってきて、タイムもダウン。

しかし、目的はタイムではなくキャブセット。キャブがあった状態でフレッシュタイヤ&いい路面であればタイムは出るはず。

ヨシムラの授けてくれた秘策は見事にハマり、複合コーナー出口とダブルヘアピンの出口のストールはほとんど発生しなくなった。

過去にもこの2カ所のストールで苦しんできたが、キャブをノーマル以外に取り換えた場合、調整で症状を鎮めることができたのは、EH41用のいわゆるビッグキャブだけであった。

キャブの口径を大きくすると流速が足りなくなって、低回転のピックアップが悪化し最悪失火する…よく言われるし事実であることは体験済みだ。しかし、それだけではない。

アクセル開度に見合った回転数の上昇がキモである

実は、ヨシムラのアドバイスに従ってここまでセッティングを詰めてきて、停止状態での全閉から全開以外はとっくにストール問題が解決されていたのが本当のところだったのだ。

では、ここでいうストール=失火→失速はどういう状態なのか?

失速は特定のコーナーで起こる。回転数で言うと2500回転以下に落としてしまうコーナーから立ち上がろうとするときに発生しやすい。当初は低回転(低速)に落ちた領域での全閉→全開では必ずストールするのだと思っていたが、あとになって気づいたことがある。

スタンディングスタートできてるじゃん??!これまでに試したTM-MJN26、PD24(加速ポンプ付き)、PD22、PD22加速ポンプ付き、全部OKでした。

そう、ギア比固定だから、回転数で速度が決まるわけだがここに負荷というパラメータを加えなくてはいけない。つまり、直進状態の低負荷領域であれば、なんともないのである。

そこで、先ほどの言に戻る。

アクセル開度に見合った回転数の上昇がキモである

2輪でずっとキャブセットに携わってきた人から言わせれば、あったり前のことでしょうが、何分この領域は素人レベルが一から勉強中ってことで、何をいまさらって突っ込みは勘弁してください(爆)

そこで、今取り組んでいる課題は、高負荷、低回転状態でのアクセル全閉→全開時に発生するストールの防止ということになる。もちろん、何の対策もなく大口径のキャブを入れれば、低負荷&低回転領域では、スタンドの上での全閉→全開であっさりストールするが、この点はさらに簡単に解決できる問題ということで、今回は触れない。

さて、低負荷なら大丈夫なのに、高負荷、低回転領域になるとストールする状態をA/F計でモニターしていくとどうなっているのか? クリップ付近のアクセルオンの瞬間から少しの間はパワー空燃費を維持し、そのまま全開でコーナーの立ち上がりにさしかかると一気にガスが薄く(空燃費計測範囲外)なり、ストールしてしまう。

そこで、クリップから先アクセルを全閉のまま惰性でコーナーを回ってしまい、ほぼ直進になってからのアクセルオンでは、なんとか空燃費16以下を保ち加速していく。

惰性でコーナーを回ってしまった分、当然回転は後者のほうが低いのにである。

これまで試したキャブのいずれも、ストールまでしなくても空燃費の変化は同じ傾向にある。また、ここでいう高負荷の状態が発生するのは大井でいうと3コーナー、4コーナー、ダブルヘアピンであり、負荷の大きさで言うと高い順に

4コーナー出口>3コーナー出口>ダブルヘアピン1>ダブルヘアピン2

の順になる。

4コーナーの負荷が高いのはこのコーナーが複合コーナーで他のヘアピンより出口がきついから。

つまり、低負荷時と同様に一度はついてきても、その先高負荷にて思ったように回転があがってこない時間が長いとその間に完全にストールしてしまうという状態。

このディレイが発生するのには訳がある。それは加速ポンプの存在だ。加速ポンプによるドーピングが効いている間に回転が上がってくれば、そのままフル加速体制に入る。

現に、その状態ではめちゃくちゃ速いのだ。ノーマルに対して5%低いファイナルギアを選択しているにも関わらず、ストレートエンドではノーマル比8%増しの回転数を得ているのだから。ストレートでの加速と車速はすでにリストリクター無しのKT100の領域にある。最高速は91キロを記録しストレート後半でKT100を追い上げることすらある

問題は、コーナ立ち上がりだ。ドーピングが効いてる間に車速を乗せられなかったときだ。そのときは、GT2のマシンが背後で煽っていることを覚悟しておいたほうがいいw

ここまでくれば、あとは腕やフレームセットも関係してくる。立ち上がりでアンダー出しているようでは、失速は確実に来る。最近はコース上がクリアであればブレーキング開始からクリップ付近まで以外は空燃費を見ながら走るのだが、うまく立ち上がることができれば失速も無く、そのとき空燃費は正常範囲内だ。

しかし、これは自分のアクセルワークのクセに加速ポンプの効くタイミングと噴射量を調整した状態でのことであって、ドライバーが変わればまた状況は変わってしまう。自分で折り合いをつけてもらうか、僕の走りをコピーしてもらうしかない。

たぶん、大井のコースは大口径キャブにとって、いや4ストにとって厳しいコースなのだろう。ノーマルのキャブは、全域に渡ってかなり濃いセッティングになっており実はメインを絞ることができるのだが、これを絞ってしまうと、ノーマルでさえ同じ傾向になってしまうのだ。

きっと、キャブを変えてみよう!と最初にあたった壁が一番高い壁だったような気がする…ので、大井で完璧ならロードコースに行ったら絶好調!!となることを夢見てセッティングに励む今日この頃ですw

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